コラム Column

2018年11月19日

【不動産 税金対策 / 不動産 節税】不動産の小口化商品ってなに?

こんにちは。
11月に入り肌寒くなってまいりましたが、体調は崩されていないでしょうか。
私は本日、洋服ダンスからコートを引っ張り出してきました!

さて、今回は不動産の小口化商品について書いてみようと思います。
不動産の小口化というのは、簡単に言えば、一つの建物をみんなで所有しましょうということです。
数十億という建物を購入することが難しい場合でも、細かく分けて小口にすれば所有しやすいですよね。(一口100万円~1000万円が主流です)
購入した不動産はテナントに転貸され、賃料収入が持ち分に応じて定期的に入ってきます。
また、最終的には物件を売却し(10~15年後が多い)、売却金を持ち分に応じて分配するというものが主流です。

仕組みとしては、「不動産特定共同事業法」に基づき、「不動産特定共同事業者」を理事長とする任意組合を結成します。
また「不動産特定共同事業者」は出資金が集まり次第、対象不動産を取得するとともに、サブリース会社に賃貸します。
サブリース会社はテナントを募り、入居者に転貸します。
・・・と書いたものの、言葉では非常に分かりづらい!
ということで、図を作成してみました。(クリックすると大きくなります)


次に、メリットとデメリットについて考えてみます。
・メリット
①好立地の不動産は高価格だが、小口化なら取得しやすい
②贈与時、相続時には不動産の評価額を時価より圧縮できる(税金が安く済む)
③いくつかの物件に分けて投資することで、震災リスクを分散できる

・デメリット
①投資元本や賃貸収入が確実に保証されるわけではない
②売却したいときにすぐに売れない可能性がある(持分に応じた買い手を探さなければいけない)

さて、この不動産小口化商品ですが、投資利益の追及だけでなく、贈与・相続税対策としてとても強力な仕組みになっています。
税金の計算時に相続税評価額を使うことができるため、8割以上評価を減額できる物件もあります。
お子様やお孫様への資産の効率的な移転のため、検討される方も多いようです。
弊社は独立系ということもあり、様々な不動産小口化商品の組成業者をご紹介できます。
関心がおありでしたら、ぜひご連絡ください。

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