2023年04月12日
年利10%の米ドル預金!
こんにちは。
昨年より開始された米国の政策金利の引き上げによって、ドル預金を開始された方も多いと思います。たいした金額ではないのですが、私もほったらかしになっていた米ドル普通預金を1年定期預金に切り替えました。
その銀行の米ドル1年定期の金利は5%(税引前)です。ちなみに現在逆イールドにあるので、その他の期間の金利は下記の通りです。
1年定期 5.0%
2年定期 4.0%
3年定期 3.9%
5年定期 3.7%
※いずれも税引前の年利
ちなみに、上記はもともと保有していた米ドルの定期預金金利ですが、一般的に「円から始めるドル預金」には優遇金利があります。
前述の銀行で言えば、「円から始めるドル預金」に期間1ヶ月の定期預金があり、その金利が年10%(税引前)です。
「円から始める」ので為替手数料が必要です。その銀行の為替手数料は7銭です(プランによります)。
期間1ヶ月とは言え、年10%の金利は魅力的です。しかし、為替手数料は必要です。
そこで、為替手数料7銭を支払って、年利10%でドル1ヶ月定期預金した場合の試算をしました。
・日本円10万円を預金する事とします。
・為替レートは130円、為替手数料は7銭とします。
上記前提で試算すると下記の様になります。
①10万円で購入できるドル=768.81ドル=100,000円÷(130円+7銭)
②1ヶ月後の利息(税引後)=①×税引後金利7.9685%÷12ヶ月=5.10ドル
①+②=773.91ドル(+0.66%の増加)となります。
為替手数料と税金を差し引いても、1ヶ月で+0.66%の金利を受け取る事が出来ます
円の一般的な1ヶ月定期の金利は年0.002%です、この場合の税引後の1ヶ月間の受取金利は+0.00013%程度なので、ドルのおよそ5000分の1になります。
さて、前述した米ドル1ヶ月定期で満期を迎えたら、円転せずに改めて米ドル1年定期の5%で運用する事も出来ます。
ドル1年定期の金利5%が5年間続いたとして、5年間運用した場合の試算をしてみました。
・投資元本は773.91ドル
・1年定期の税引後金利は年3.9842%
上記前提で試算すると下記の様になります。
773.91ドル×(1+3.9842%)^5=940.86ドル(+21.57%)
5年間でドルベース預金が税引後で+21%以上増加します。
しかし、5年間も5%の金利は続かないかも知れません。
現在のその銀行の米ドル5年定期の金利は年3.7%(税引前)です。
したがって、この年3.7%で5年間運用した場合の試算もしてみました。
・投資元本は773.91ドル
・5年定期の税引後金利は年2.9483%
上記前提で試算すると下記の様になります。
773.91ドル×(1+2.9483 %)^5=894.92ドル(+15.63%)
5年間でドルベースの預金が税引後で15%以上増加します。
低金利に慣れきった身としては、なんだか魅力を感じてしまいます。
問題は為替リスクですね。ドルベースで15%増えていようが、20%増えていようが、そんなものは為替レートの変動で簡単に吹っ飛ぶ事はあり得ます。利益が吹っ飛んで円ベースで大きな損失が発生するかも知れません。
そのリスクはどう考えましょう?
将来的に現在よりも円高が進んで、せっかくの米ドル預金に損失が発生しても、それはそれでその方が良いのではないか、とも個人的には思います。
個人の資産は円建て資産が圧倒的に多いからです(そもそもたいした額でもないのですが、、、)。
なんとなくリスクに感じるのが、20年後、30年後にはさらに円安が進み、ドルベースで見た資産がどんどん縮小していく事です。
日本で暮らしているのでドルベースで考える必要はない、円安=国力低下ではない、など、様々な考え方もございます。
何が正解が良く分かりません。
分からないので、ドル定期、暗号資産、つみたてNISA、企業型確定拠出年金など、ちょこちょことつまみながら分散を考えているところです。
おわり。
すみません、まったくまとまりませんでした、、、
※金利は全て2023年4月本稿執筆時のものです