依頼前の状況
法人Aで多額の終身保険を契約。調べてみると既に払い込みが終わっていた。
法人Aには、役員からの多額借入金が何年も計上されたままとなっていた。
依頼までの経緯
お客様から法人Aをご紹介いただき、弊社へコンサルティング依頼をいただいた。
対策の概要
法人Aが契約している終身保険を使って、借入金を役員へ返済。終身保険の契約者を役員へ名義変更し、借入金返済に充てた。
コンサルティングの効果・ポイント
役員から法人に対する貸付金は多額で、この貸付金は相続が発生した場合には100%評価される。
顧問税理士の提案は、貸付金を役員の子供へ贈与することで、実際に何度か贈与を実行していた。しかしながら、この贈与は年間310万円ずつ実施されていたため、貸付金残高は大きくは減っていなかった。
生命保険契約を活用することで、新たな資金負担なしに貸付金返済は一気に進み、親世代は別の相続対策を実行できることとなった。
担当コンサルタントのコメント
保険契約は様々な角度からその利用可能性を検討することで、思いがけない大きなメリットが生じる場合があります。
保険商品と保険税務に精通した人間に相談することが重要です。