2016年10月26日
【不動産 税金対策 / 不動産 節税】不動産は調整局面?
こんにちは(^O^)/今年の日本シリーズは盛り上がってますね。
久々の広島の登場、黒田選手の引退、日本ハム大谷選手のスター性など様々な要素があるのでしょう。
さて、2016年10月22日の日経新聞に「売越額最大の5950億円 不動産 離れる海外勢」という記事が掲載されていました。
記事によれば、海外投資家による日本の不動産の売り越し額が1~9月に5,950億円と過去最大を記録したそうです。取引自体の減少も鮮明だそうです。
買いの減速が顕著だそうです。海外勢の取得総額は前年同期8割減の1,302億円と4年ぶりの低い水準だそうです。
この不動産の買い手に回っているのが国内REITとのこと。
地銀などの運用マネーがREITを含めた不動産投資に流れ込みやすくなっています。
日銀による買い入れ策の効果でREITの価格が下支えされ、増資などで投資資金を得やすいという事情もあるそうです。
個人レベルでも海外勢による日本の不動産への熱気は衰えているそうです。
割安な日本のマンションへの投資需要は根強いよようですが、価格高騰を受けて立地など買う物件の選別はより厳しくなっているそうです。
同じく2016年10月22日の日経新聞に「REIT底入れの兆し」という記事が掲載されていました。
記事によれば、REIT価格が下がり、分配金利回りの魅力が高まってきたため、地方銀行が動き始めたとのこと。
1~9月の合計で約500億円の売り越しとなったそうですが、10月に入り変化が出てきたとのこと。
REITの相場調整が進み、分配金利回りが上がり投資妙味が出てきたそうです。
地銀マネーが染み出すようにREIT市場に流入しているそうです。
そして、本日10月26日の日経新聞に「都内中古マンション価格 2ヵ月ぶりに下落」という記事が掲載されていました。
上昇を続けてきた東京都内の中古マンション価格が踊り場を迎えているそうです。
記事によれば、2014年7月から続いてきた都内中古マンションの希望売り出し価格の上昇は、今年7月にストップ。8月は上昇に転じたものの9月は再び下落し、価格は一進一退を繰り返しているとのこと。
在庫件数も増加しており、9月末の都内の在庫件数は2万5,395件と前年同月と比べて22%多いそうです。
海外勢の売り出し、地銀マネーのREIRへの流入、中古マンション価格上昇の鈍り・・・不動産は踊り場に来た感があります。
しかし、東京の不動産は、世界の各都市と比べるとまだまだ割安感があるのも事実。
とすると、あとは賃料の行方でしょうか。
不動産の価格は金融が決めますが、まだまだ金利は上がりそうにありません。
まさに調整局面といったところでしょうか。不動産価格の動きに注意していかなければなりませんね。