2010年12月09日
何を信用するか
こんにちは(^O^)/四国の高速道路を移動中です。今日は風が強く、木々の葉を散らしています。
瀬戸大橋は通行止めでしょうか。
ところで、僕たちは、高松のみどり合同税理士法人グループのビルの5階にオフィスがあるのですが、11月から拡張工事に入り、5階全フロアをオフィスとして使用することになりました。
オフィスを使いながらの工事でしたので、業者の方も大変だったと思います。
まだ照明がついてないところなどがあり、若干の追加工事は必要ですが、ようやく引っ越しも終わり、いままでよりは余裕のあるスペースで仕事ができるようになりました。
そんな引っ越しのときの写真です。
肩を揉んでいるのは西丸さん。
肩を揉ませているのは竹本社長。
うれしそうです。
いつかセクハラで訴えられないことを祈るばかりです。
さて、僕たちは法人あるいは法人オーナーファミリーに対して、様々な問題のソリューションとして生命保険の活用をご提案することがあります。
また、最近では、船井ねこを中心に個人のお客様に対してライフプランニングサービスを提供していますが、その時に生命保険の見直しは外すことのできない項目となっています。
そんなときにお客様が不安に思われることは、「この保険会社は大丈夫か?」ということです。
この感覚は、法人、個人を問わず共通した感覚のようです。
歴史的に、いくつかの保険会社の経営破たんを経験しているため、その気持ちは僕たちにもよく理解できます。
お客様は、おそらく安心感を求めて僕たちに「この保険会社は大丈夫か?」をお聞きになるのだと思いますが、正直、僕たちにも分かりません。
僕たちがお客様にお伝えできるのは、その保険会社のその時点での格付け情報だけです。
僕たちは、お客様へ生命保険のご提案をする際に、シングルAに満たない格付けの保険会社の商品はお勧めしないようにしています。。
保険会社の経営状態を判断するために参考となるものは大きく二つあります。
一つは、保険会社が開示しているディスクロージャー資料です。
もう一つは、格付け会社による格付けです。
ディスクロージャー資料は、特に財務関係の資料は、細かく目を通すといろいろなことが分かります。
ざっくり言うと、過去に経営破たんした保険会社は、保険金の支払いによる支出額と解約返戻金の支払いによる支出額が保険料収入額を上回っていることが確認できます。要は、大きな保険会社でも資金繰りの悪化により経営破たんに至ってるのです。
ディスクロージャー資料は、このような保険会社の経営体質を浮き彫りにしてくれます。ただし、複数年分を推移で見ることが重要ですが。
ディスクロージャー資料は、細かく見るといろいろと分かりますが、面倒です。
ですので、格付けを確認することをお勧めしています。
過去に経営破たんに陥った保険会社は、格付けを落として経営破たんに至っています。
経営破たんのような大騒ぎにならなくても、S&Pのホームページなどを時々見ていると、生命保険会社の経営状況を細かくチェックしていることが良く分かります。
格付け会社が行っているような確認を個人でやろうと思っても不可能です。
格付け会社の格付けが信用できるかという問題を指摘する方もいます。
その気持ちもわかります。
しかしながら、保険会社の経営状態を確認する指標として、最も分かりやすくかつ信頼性が高いものというと他にはないでしょう。
保険商品の提案を受けて保険会社名を聞いて、「聞いたこともない会社だ」と抵抗感を持つよりも、まずは格付けを確認してみてはいかがでしょうか。