2014年12月10日
相続税の基礎控除
みなさん、こんにちは。最近、世間話の中でも相続税についての話題が多くなってきたように感じます。平成27年1月1日から相続税が改正される、このような事をお聞きした方も多いのではないでしょうか。
相続税の改正については何点かあるのですが、代表的な改正点は、遺産にかかる基礎控除が引き下げられることだと思います。基礎控除は、遺産のうち税金がかからない金額とイメージしてみて下さい。
平成26年12月31日までは、5,000万円+(1,000万円×法定相続人数)で基礎控除額を計算していました。これが、平成27年1月1日からは、3,000万円+(600万円×法定相続人数)で計算する事になります。
控除できる金額が今までと比較して60%になるので、税金の対象となる金額が大きくなります。そのため、今までは相続税が発生しなかった方でも、今後は相続税が発生する可能性も出てきますし、相続税の申告をする必要がある方が今後増加すると言われています。
もともと、相続税の対策をしていた方にとっては、対策の見直し等をすれば良いのであまり影響はないかもしれません。
しかし、対策を取っていなかった方や相続税が発生すると認識していなかった方などは、思わぬトラブルを避けるためにも何らかの対策を講じる必要が出てくると思います。
事前の対策を立てたいと考えたら、現状分析も含めて、お近くの専門家に相談してみて下さい。きっと、適切な対策が見つかると思います。
最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。
また、次回もどうぞよろしくお願い致します。