2020年05月01日
新型コロナショック‼ 始まった航空会社の経営破綻、オペレーティングリースへの影響は⁉ ②
2.ヴァージンオーストラリア
2020年4月22日の日経新聞で、ヴァージンオーストラリアの経営破綻が報じられました。
いまではLCCとも呼べないような航空会社ですが、スタート当時はLCCのはしりのような航空会社でした。
オーストラリアの2019年国内シェアは30%。従業員は1万人。
記事によれば、ヴァージンオーストラリアは、常に「新参」のイメージがつきまとったのだとか。赤字続きで外国資本である会社をオーストラリア政府は見限ったとのこと。
ヴァージンオーストラリアは、少なくとも10機程度はオペレーティングリース組成されていたそうです。短期間の円建商品に仕立てられ、売りやすさから地銀が積極的に販売していたそうです。中古機なので、出資総額は70~80億円程度ではないかとのこと。
財務体力が弱かったり、与信の低い投資家もいることが想定されます。オペレーティングリースが、事業リスクを伴う投資であることを理解できていなかった投資家がいるのではないかと懸念されます。
1機投資もいくつかあったようです。
プロ投資家は、通常時であれば、新たな賃借人を探すということも選択肢でしょうが、今はタイミングが悪すぎます。
少しでも被害が少ないことを祈るばかりです。
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新型コロナショック‼ 始まった航空会社の経営破綻、オペレーティングリースへの影響は⁉①
新型コロナショック‼ 始まった航空会社の経営破綻、オペレーティングリースへの影響は⁉③