2021年09月12日
怒りのアフガン
この2年くらいですが、良く一緒に仕事をさせて頂く社外の方がおります。その方と知り合ったのは10年ほど前でしょうか、特に接点はなく一緒に仕事をするどころか、連絡を取り合う事もなかったのですが…
お互いに40代半ばと歳も近く、仕事を一緒にしているので話す機会も増えました。世間話をしながら、同じような事で悩んでいる事も分かり、今度一緒に酒でも飲みにいきたいですね、と話しております。とは言え、相変わらずの緊急事態宣言でまだまだ実現しそうもありません。
早く日常が戻ってきて欲しいですね。
さて、全然話題は変わりますが、8月末で米軍がアフガニスタンから撤退しました。
毎日アフガニスタンのニュースを見ていて、ふと思い出した映画があります。私が中学生の頃の映画で、シルベスター・スタローン主演の「ランボー3/怒りのアフガン」です。それこそ40代以上の方々は知っている方も多いと思います。
もう30年以上前の映画なので内容は忘れており「ランボーがアフガニスタンで敵と戦った」くらいしか思い出せません。
毎日アフガニスタンのニュースを見ていて、そういやランボーは何しにアフガニスタンに行ったのだろうか?と気になり「ランボー3/怒りのアフガン」のあらすじを調べてみました。
どうやらランボーは、軍隊時代の上司がアフガニスタンでソ連軍に捕まってしまったので、アフガニスタンまで救出に行った様です。
あらすじによれば、ランボーはアフガニスタンのムジャヒディンと呼ばれるイスラム教戦士達の協力を得て上司救出に成功した様です。びっくりです。だってランボーを助けたアフガニスタンのムジャヒディンとは、今のタリバンの源流であり、アルカイーダを率いたウサマビンラディンです。
「ランボー3/怒りのアフガン」は1988年の映画です。その13年後の2001年9月11日、アルカイーダはニューヨークを攻撃しました。米国の仇となったウサマビンラディンをタリバンは匿いました。これにより米軍はアフガニスタンのタリバンへ攻撃を開始、20年に及ぶ戦争となったのは周知の事実です。
米国と凄惨な戦いを繰り広げていたタリバンやウサマビンラディンは、私が中学生の頃にランボーを助けていたのです。昨日の友が今日の敵、となってしまったのです。
ちなみに本コラムの冒頭で、最近良く一緒に仕事をする社外の方について触れました。
実は、その方と私はもともと商売敵であり、ゆえに殆ど交流はしておりませんでした。その構図は現在でも殆ど変わっておりません。今でも商売敵と言えば商売敵です。
しかしながら一緒に仕事をするきっかけがあったのが幸いし、今ではお互いの情報を持ち寄る事でビジネスチャンスを広げようと協力しあっております。
先日、もっと早くから協力していれば良かったですね、とお互い話ながら笑いました。
人間関係は、国際情勢ほど打算的で合理的ではなく、極めて感情的かと思います。しかし、だからこそ、昨日の友は今日の敵、とならぬよう、昨日の敵を今日の友、と出来るように心掛けたいと思います。「ランボー3/怒りのアフガン」からの教訓ですかね。
終わり。
特にお役立ち情報もなく失礼いたしました(いつも?!)。現在、事業再構築補助金三次公募の〆に追われており、あまり時間もなく思いつくままに記載してしまいました。
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