2022年04月12日
雇用保険料が引き上げられます!
こんにちは。総務経理チームの六車です。
突然ですが、平成29年度から変更されていなかった雇用保険料率が、令和4年4月分から引き上げられることをご存知でしょうか?
引き上げられることとなった原因は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、雇用調整助成金の支給が急増したためだと言われています。
令和4年度の改正は二段階になっていますが、それぞれ何パーセント引き上げられるのでしょうか?
先に、現行の料率はこちらです。
事業の種類 \ 負担者 |
①労働者負担 |
②事業主負担 |
雇用保険料率
(①+②) |
一般の事業 |
3/1000 |
6/1000 |
9/1000 |
農林水産・
清酒製造の事業 |
4/1000 |
7/1000 |
11/1000 |
建設の事業 |
4/1000 |
8/1000 |
12/1000 |
赤字部分が変更された料率です。
■令和4年4月1日~9月30日
事業の種類 \ 負担者 |
①労働者負担 |
②事業主負担 |
雇用保険料率
(①+②) |
一般の事業 |
3/1000 |
6.5/1000 |
9.5/1000 |
農林水産・
清酒製造の事業 |
4/1000 |
7.5/1000 |
11.5/1000 |
建設の事業 |
4/1000 |
8.5/1000 |
12.5/1000 |
■令和4年10月1日~令和5年3月31日
事業の種類 \ 負担者 |
①労働者負担 |
②事業主負担 |
雇用保険料率
(①+②) |
一般の事業 |
5/1000 |
8.5/1000 |
13.5/1000 |
農林水産・
清酒製造の事業 |
6/1000 |
9.5/1000 |
15.5/1000 |
建設の事業 |
6/1000 |
10.5/1000 |
16.5/1000 |
4月分~9月分は事業主のみが0.05%の引き上げですが、
10月分以降は労働者、事業主ともに0.2%引き上げられます!!
年度の途中での変更ということですので、10月以降は特に注意が必要ですね。
また、ガソリン代や食料品などの物価が高騰している中、今回の保険料率引き上げは地味に家計への影響があると思います。
今のうちに、家計の見直しをしておいた方が良いかもしれません。
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最後までご一読いただきありがとうございました。
六車玲奈