2023年11月21日
将棋AIにハマりました
AI技術の進化により注目を浴びる「ChatGPT」。
しかし、その前に広く知られ、誰もが耳にしたことがあるAI技術といえば、やはり将棋ではないでしょうか。
藤井聡太竜王・名人も以前よりAIによる将棋の研究を進めています。将棋の対局中にもAIによる勝率がリアルタイムで表示されるなど、将棋とAIは今や切り離せないものとなりました。
将棋AIの進化と挑戦
将棋界では対局ソフトの進化が目覚ましく、ディープラーニングの採用により新たな局面や戦術が生まれています。
藤井聡太竜王・名人はその中で重要な位置を占め、将棋AIとの対戦を通じて自身の戦術を磨いてきました。将棋AIとの戦いで展開される藤井聡太竜王・名人独自の戦略は、AIの計算とは異なる人間らしい洞察力と創造性を兼ね備えています。この結果、将棋は伝統と新しさが融合するエンターテインメントとして進化しています。
AI技術の多様な発展
AI技術はChatGPTや将棋AIにとどまらず、様々な分野で進化を遂げています。例えば、画像認識技術は医療診断や自動運転など様々な分野で利用され、自然言語処理の進展により、効率的で人間らしい対話が可能になりました。同時に、AIによる音声合成技術も仮想アシスタントや音声ガイドなどで応用が広がっています。
将棋AIがもたらすビジネスとエンターテインメント
将棋AIの進化は将棋業界に大きな変革をもたらしています。これにより、将棋の視聴率が向上し、新たなファン層が開拓される一方で、ビジネス面でも多岐にわたる展開が進んでいます。将棋はゲームを超えた存在となり、AI技術の進化との相乗効果で、未知の領域に挑戦しています。
将棋愛好者や技術愛好者にとって、これらの進展は知的で楽しいエンターテインメントとして広がりつつあります。将棋とAIの融合がもたらす新しい未来に対する期待が高まっています。AI技術の進化は今後も続き、私たちの生活や社会に深い影響を与えていくでしょう。
…と、熱く語ってきましたが、私の将棋の腕はというと、実は3日前に駒の動き方を知ったばかりという超超初心者です(笑)。
家にたまたま「5歳から始める将棋」が置いてあり(夫が娘に買ったもの)、何気なく手にとったのがきっかけです。その流れで先日ABEMAにて配信された「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦(JT杯)」を見て、すっかりハマってしまいました。
将棋の公開対局をリアルタイムで見るのは初めてでしたが、会場は東京ビッグサイトという大箱、抽選で選ばれた人が振り駒をするというワクワク感、対局している真横でリアルタイム解説を行うライブ感満載の演出、封じ手※1を当てるクイズなどコンテンツが盛りだくさん。最初は「対局自体は小さな盤面でやるんだよね。ビッグサイトでやって持つの?面白いの?」と思っていたのですが、実際見てみると随所に様々な仕掛けがコンテンツ化され散りばめられており、こういう世界もあるのかと、マーケティング的にもとても勉強になりました。
上記の封じ手はクイズ化されたものでしたが、通常対局の封じ手は日本将棋連盟によりチャリティオークションに掛けられるものもあるそうです、藤井聡太竜王・名人のが18歳のころ、史上最年少の二冠を達成した第61期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)の封じ手3通が、合計なんと2250万2千円で落札されたそうです 。
今は将棋AIの初級プレイヤーにも負けている状況ですが、これから毎日詰将棋アプリで鍛え、まずは1勝目指して頑張ります!
※1 封じ手:将棋の対局がその日だけで済まない時、書いて密封しておく、その日の最後の手。翌日それを開いて、以後の勝負を進める。