2024年03月11日
謎のプロジェクト「Q*」(キュースター)
-ターミネーターはやってくるか?-
ChatGPT、皆さんお使いでしょうか?
私はたまに使う程度で、全然活用しきれておりませんが、その能力を重宝する機会も増えつつあります。
ChatGPTとやりとりしていると、本当に人と対話している様に感じますが、相手は間違いなく人ではなくAIです。
「ターミネーター」という有名な映画があります。
高度に発達したAIが、ついに自我に目覚めて人類を攻撃するストーリーです。
人類と機械が戦う未来から、機械がタイムマシンで人類のキーマンへ送ってきた刺客がシュワルツェネッガー扮するターミネーターです。
映画マトリックスもストーリーの背景的には同じですね。
AIが支配する未来では、人類は電源として畜養されており機械が作り出した仮想現実を見ているだけの存在です。
どちらの映画も、AIが自我に目覚め人類と敵対する内容です。
はたしてAIが自我に目覚めて自分の意思を持つ事はあるのでしょうか?
ChatGPTを開発した米オープンAI、昨年同社内でお家騒動があった事はご記憶にあるでしょうか?
同社のCEO サム・アルトマンが突如解任されました。その後、マイクロソフトの尽力もあり再度CEOに復帰しております。
この背景にあったのが、オープンAI内で進められている謎のプロジェクト「Q*」(キュースター)だと言うのです。
(参考記事)日本経済新聞 「謎のプロジェクト「Q*」 OpenAI、進む万能AI研究」 2023年11月30日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN289UJ0Y3A121C2000000/
記事によれば「Q*」の実態は分からないが、どうやらオープンAIで進められているAGI(汎用型AI)の開発プロジェクトの様です。
現在我々が接しているAIは、ある一部分の能力が秀でており、それは将棋や囲碁、天気予報など、特定の分野ではAIは既に人類の能力を超越しております。
しかし、あらゆる分野で人類を上回るのがAGI(汎用型AI)であり、それはまだ開発されておりません。何を話しても、何を聞いても、人類を超越するのがAGI(汎用型のAI)です、人類はもはやそれらを理解する事も出来なくなります。
このAGI(汎用型のAI)、極めて危険な存在であると指摘されています。イーロン・マスク氏は、AGI(汎用型のAI)を核爆弾より危険な存在と述べています。
アルトマンはAGIの積極開発派と言われております。オープンAIにはAGIの危険性に対する考え方の違いがあった様です。
あまりにも危険なAGIの開発には一定の規制が必要で、リスクを制御しながら開発すべきとする人たちが、規制に消極的なアルトマンを追放した、と考える向きもあります。
現在アルトマンはオープンAIのCEOに復帰しており、「Q*」は引き続き進められており、AGIの登場は時間の問題なのかも知れません。
何を聞いても、何を話しても、全人類を超越するAGIが登場する世界とは?!
AGIは私たちの生活にどの様な影響があるのでしょうか?
AGIは人類にとって危険なのでしょうか?
AGIが自我に目覚めることがあるのでしょうか?
自我に目覚めたAGIは人類に友好的なのでしょうか?
未来の世界のAGIから、人類に向けてターミネーターが送られてくることがあるのでしょうか?!
(ご参考)
AGIについて、ソフトバンクグループの孫さんが特別講演で非常に分かりやすく説明されております。
AGIは10年以内に登場し、将来的にAGIと人類の能力差は、人類と金魚の能力差ほどに拡大する、という衝撃的な内容なのですが、話は本当に面白く、気付きを与えてくれました。
もしご覧になられていなければ是非ご視聴いただければと思います。