2017年05月10日
積立投資の優位性について
おはようございます。GWは久しぶりに長期休暇が取れ、かなりリフレッシュできました。
弊社は12月決算なので、残り半年強、頑張ります。
今日は5/6の日経新聞「M&I マネーアンドインベストメント」の記事を紹介させて頂きます。
積立投資の優位性についての記事でした。
毎月決まった金額を買い付けていく積立投信に比べ、自分でタイミングや金額を決めて購入していった方々の保有者平均損益は、投資信託自体の基準価格の騰落率を大きく下回っているというデータが紹介されていました。
これは心理的な要因が絡んでいます。
簡単に言うと、高値掴み、安値売りになってしまっているということです。
投信は市場環境上昇局面で、更に良くなることを期待して購入する人が増えます。逆に、下がり始めると今度は不安にかられ、手放してしまう人が増えます。
この「高値掴み安値売り」がいかに多いかはデータでも紹介されていました。
ギャンブルの要素が高く、面白いのは分かりますが、データからは、負ける可能性の方が高いことがハッキリ言えます。
では、積立投資の方はどうでしょうか。
積立投資の代表例は、今話題の確定拠出年金向けの投資信託です。
積極的な運用を行うアクティブ型、市場に連動する運用を目指すインデックス型、いずれにおいても、基準価格騰落率よりも保有者の平均損益が高いというデータが紹介されています。
ドルコスト平均法の効果が働き、購入平均単価が総じて低くなることから良い結果に繋がっていると言えます。
毎月一定額の購入していくので面白味に欠けますが、弊社のお客様でも中長期で積立投資を行っていらっしゃるお客様はほぼ全て高パフォーマンスをあげておられます。
また、投資する対象については、日本株投信よりも世界株投信の方が高パフォーマンスをあげているというデータも紹介されていました。
これは、日本株よりも世界株の方が値動きが激しいため、ドルコスト平均法の効果がより高くなるためです。
確定拠出年金、来年から始まる積立NISAについては、税務面での優遇措置も受けられます。積立投資金額に上限がありますが、是非枠いっぱいの投資をお勧めしたいと思います。
どこかの本で書いてました・・・
「コツコツが勝つコツ」です。