2017年04月26日
「ロボットに資産運用をお任せ?!」ライフプラン VS ロボアドバイザー
こんにちは!先日、日経新聞電子版のビジュアルデータに
「私の仕事、ロボットに奪われますか? ツールでチェック」
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/ft-ai-job/
というコンテンツが追加されました。
これは米マッキンゼー・グローバル・インスティチュートから提供されたデータをもとに
本経済新聞と英フィナンシャル・タイムズが共同で作成したツールです。
マッキンゼーのチームは米労働統計局のデータを利用し、820種類の職業を
個々の職業を構成する業務を2000に分解。
それぞれの業務について求められる18の遂行能力の組み合わせを
評価しているとのことです。
このツールは簡易版で、本来は820ある職業を23の職種に分けた上で、
97の職務グループに分類しています。
世間では「人工知能(AI)が人間の仕事を奪う」と騒がれていますが、
データ上、実際にどのくらいの業務が自動化できるのか?
さっそく、自分の職業で試してみました。
業種:ビジネス、ファイナンス を選択
職種:金融スペシャリスト を選択
結果・・・・・
わたしの仕事は、21.5%(全93業務のうち20業務が)ロボットで代替できる
という結果になりました。
つまり、この業種・職種の方たちは機械でできる処理を任せることにより
今より21.5%の付加価値を生み出すチャンスが増えるという事ですね!
AIといえば、ファインナンス業界では各社ロボアドバイザーの導入商戦が
激しくなっていますが、「ゲーム感覚で質問に答えるだけで自分にぴったりな
投資ポートフォリオが見える」という点で
初心者が使うツールとしては大変面白いかと思います。
楽ラップでの実際の画面はこんな感じです↓
投資の専門用語も一切出てこず、心理テストのような感じですね。
なお、楽ラップは投資信託のロボアドバイザーとなっています。
全16の質問に答えました。
ポートフォリオ結果はこちら↓
現実の自分のポートフォリオと見比べましたが、割合的には大きく相違ありませんでした。
恐るべしロボアドバイザー…
大変便利なツールではありますが、やはり「参考程度」にとどめておくのが無難かと
思います。
わたしは現在、個人向けサービスとして「ライフプラン(生涯収支の把握)」の
ご提供をしています。
お金への不安は、誰しも尽きません。
財産形成を資産運用で考えたとき、不安に駆られて
「今すぐ投資で殖やさなきゃ!」とロボアドバイザーを頼りたくなりますが、
これから資産形成や人生のマネープランを立てる人にとっては、まず初めに
「何のためにお金がいくら必要なのか?」を真面目に考えることがとっても重要です。
もしかしたら、今ご自身・ご家族家族に必要なものは投資ではなくて保障かもしれませんし、
そもそもロボアドバイザーによる資産配分の提示と資産配分が適正かは別問題、という
論点も捨てられません。
弊社も、お客さまの資産情報を精査するために「ツール」を活用します。
一生分の収支を確認できる大変便利なものですが、単体では「把握」にとどまり
「活用」に至りませんし、ヒアリングを通し、潜在的な不安を顕在的意識として認識することで
初めて本当の「悩み」と「解決法」を導き出せます。
人間の持つ感情は日々変化し、それが生活環境=お金の使い方 も変えていきます。
ロボットやツールが得意な機械的計算・試算は積極的に活用しつつ、
人間にしかできないコミュニケーションと、経済の動きやお客様の変化に敏感な心を、
弊社は引き続き大事にしていきたいと思っています。
「お金の心配をせずに、家族と楽しく暮らしていきたい」という夢や、
「教育費や老後資金など、大きな出費に我が家はたえられるのかなぁ?」という不安など、
個人向けライフプランサービスにて解決することができます。
ご興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください!
個人面談もホームページから受け付けていますので、
ぜひお気軽にお申し込みください(^∇^)
みどり財産コンサルタンツ 公式サイトはこちら