2009年05月15日
なにが値上がりしているかというと…
こんばんは(^O^)/ここ一か月ほどで、市況はかなり変わりましたね。
直近では少し円高が進んでいますが、相場は割と安定してますね。
新興国市場も年初と比べると、ずいぶん上げてきています。
ということで、やっぱり新興国関連ファンドが一番上がってるのかな?と思い、モーニングスターのランキング
をチェックしてみました(ランキングは常に変動しているので、本文とかみ合わないかもしれません)。
「えっ そうなの」と驚くランキング結果が…。
なんと、直近1ヶ月のトータルリターン上位20位に入っているファンドのほとんどがアメリカのREITで運用するファンドです。
為替の影響があるとしても、ちょっと驚きじゃないですか?
このモーニングスターのランキングの期間を変更してみると、興味深い事実を確認することができます。
直近1ヶ月から3年に変更してみると、トータルリターン上位20位に入っているファンドの多くが中国株に投資するファンドになります。
期間を5年に変更してみると、トータルリターン20位に入るファンドのほとんどが中国株に投資するファンドに様変わりします。
中国株、あんなに下がったのに…です。
さらに期間3年と5年のトータルリターンを比べてみると、期間3年で上位に入ってくる中国株ファンドのリターンは年率約3%~10%ほど。最も良いリターンのファンドで、年率9.79%です。
ところが、期間5年で上位に入ってくる中国株ファンドのリターンは、最も下位で9.47%、最上位は19.25%です。
まったく違いますね。
これらのことから分かることは二つです。
一つ目は、今回の金融危機のような異常時には、次に何が上がるか分からないということ。
一つのものに集中的に投資していて、当たればデカイのですが、外れたときもキツイです。
何が上がるか分からない時は、分散投資がその対応策です。
二つ目は、こんなに激しく変動しても、長期運用は結果が出るということ。
もちろん、投資時期と投資対象にも大きく左右されるのですが、我慢するといいことがあるかもです。
分散投資と長期運用って、今回の金融危機の被害を被った人たちのなかで、「それって、どうよ?」みたいな感じもありましたが、やはり基本は重要ってことでしょうか(^_^)v