2008年12月17日
為替で勝つ
こんばんはo(^▽^)oいや~、米ドルが1ドル88円台で動いていますね
3月に円高に振れましたが、個人的には、その時から1ドル85円を目指すトレンドだと思ってきました。
3月には多くの方に為替の予測を質問されました。
僕の回答は、とりあえず1ドル95円を目指し、一旦落ち着き、その後85円を目指すのでは?というものでした。
5月~9月にかけても、ときどき為替の予測を聞かれましたが、85円を目指すトレンドに変わりはないとお答えしてきました。
ユーロも1月だったか、2月だったか忘れましたが、あるお客様から予測を聞かれました。
1ユーロ170円を目指すと回答しました。
お客様からは、「意外と保守的な答えやな~」と言われました。
こうやって、過去を振り返ると、結構当たってます。
そう、「当たって」いるのです。
根拠は?
…ありません。直感です。感覚です。
サイコロと同じです。
最近の新聞では、エコノミストの皆さんが1ドル80円を予測しています。
そろそろ僕の予測も外れるころでしょうか。
僕は、根拠があって為替の予測をしているわけではありません。
なんとなく「こうなるんじゃないかな?」と思っているだけです。
未来のことは不確実で、誰にも分かりません。
為替も同じです。円高になるのか、円安になるのか、誰にもわかりません。
今が、円高の最高水準なのか、もっと進むのか、誰にもわかりません。
僕は、今は円高がかなり進んでいると思っています。今よりも円高が進むかも知れないとも思っています。
でも、天井かも…とも思っています。
こんな時の、というか、こんな時だからこそ投資の基本を確認しておくべきだと思います。
投資の基本はリスク分散です。
投資対象を分散させることで、リスクの分散を図ります。
もっと円高が進むかもと思い、円だけを持っていると、明日は急激な円安になるかもしれません。
円に集中してていることがリスクになります。
米ドル、ユーロ、豪ドル、カナダドル、ポンド、スイスフラン、その他諸々の投資できる通貨に分散させることで、集中投資に対するリスク分散を図ることができます。
投資対象を分散させることと同時に、投資のタイミングをずらし、時間の分散を図ることによりリスク分散することもできます。
為替では、この時間の分散のほうがより重要でしょう。
為替はいつどのように動くか誰にも分かりません。
投資の基本、ドルコスト平均法が有効です。円高が進むタイミングでは、より効果的です。
例えば、米ドルを買う場合を考えてみたいと思います。
重要なのは計画です。
100万円の米ドルを買う計画を立てます。
昨年の今頃は1ドル113円くらいでした。3月には一気に円高が進みました。
3月の円高を機に、ドル買いを検討され始めた方も多いでしょう。
購入予定の100万円分を一気にドル転してしうという行動にでる方も多いでしょう。「今がチャンス」と思い込んでいるのです。
もし仮に、円高のピークでドル転できたのであれば、それは運が良かっただけで、次の機会もうまく行くという保証はありません。
時間の分散の感覚がある人は、こんな買い方はしません。
1ドル105円になれば、10万円分をドル転する。
1ドル100円になれば、10万円分をドル転する。
1ドル98円になれば、10万円分をドル転する。
1ドル95円になれば、10万円分をドル転する。
1ドル92円になれば、10万円分をドル転する。
1ドル90円になれば、10万円分をドル転する。
1ドル88円になれば、10万円分をドル転する。
時間の分散の感覚がある人は、こんな買い方をします。
ここまでの平均取得価額は、1ドル95円11銭です。
例えば、1ドル95円より円高にならなかったらどするのか?
ドル転を止めるだけです。
ドル買いできる絶対量は減りますが、リスクは小さくすることができます。
この考え方は、今人気の日経平均ETFを買う場合にも使えます。
金投資や、現物株投資にも応用可能です。
株や為替や商品や、その他の投資対象は、どう動くかなど予測できないのです。
投資対象の分散と、時間の分散、そして長期運用しか答えはないのです。
不確実性の高まる昨今、このことをより強く感じます。
あ、ちなみに、個別銘柄のことや為替の予測は、よく聞かれますが、なるべくお答えしないようにしています。
何度も言いますが、誰にも分からないからです。
弊社の方針です。