2009年05月13日
【法人 節税】B/Sを見直して節税!
おはようございます!!皆様、大変お久しぶりです(;^_^A
ゴールデンウィークはカレンダー通り完全休養し、ブログも書かず、完全リセットしました
さて、連休明けから再び経営者の方とミーティングの毎日ですが、ゴールデンウィーク中の操業状態をヒアリングしています。
連休後半の9連休という企業が思ったより多く、実体経済の悪化を感じずにはいられません。
恐らく四国やその他地方は、まだまだこれからといった感じではないでしょうか。
そんななか、これから5月~9月決算を迎える企業では、今期は黒字、来季以降悪化という企業が多く見受けられます。
このような業績予測になってくると、できるだけ節税したいというのが人情です。多くの経営者の方からご相談をいただいています。
決算までに時間がない場合の節税では、生命保険やオペレーティングリースの活用はもちろん検討すべきです。
加えて、僕たちは、B/Sの見直しをご提案しています。
つまり、含み損を抱える資産の処分です。
分かりやすいものからいくと、土地や有価証券です。
法人で保有している土地や有価証券の簿価に対して時価が低くなっている場合は、含み損を抱えている状態です。
この含み損は、資産を売却して、損を実現させてはじめて法人税の節税につながります。
有価証券は、株や債券や投資信託ですが、評価減という方法もありますが、売却がシンプルで問題のない方法です。
有価証券の場合は、「今は下がっているが、また上がるかも」という思いがよぎります。分かります。ここ最近のように少し株価が上がってくるとなおさらです。
でも、上がるか下がるかは誰にも分からないのです。不確定なのです。
であれば、売却して損出しして、法人税を節税したほうが確実なのです。確定しているのです。確実な方法で、いま獲得できるメリットを獲得すべきなのです。
他にもB/Sを見ていると、気づくことがあります。
多くの企業で、すでに使われていなかったり、なかったりする有形固定資産が償却資産台帳に残っています。
このような不良資産を除却処理等行うことにより、法人税が節税できるだけでなく、株式の相続税評価額の圧縮にもつながります。
B/Sを精査してみると、債権が不良債権化しているケースも意外と多くあります。
実態業績が悪化し始めている企業に多いケースです。かなり大規模な不良債権を発見したこともあります。
貸倒処理ができればベターでしょう。法人税の節税になりますし、株式の相続税評価額の圧縮につながります。
仮に債権放棄して、その債権放棄が損失処理できない場合であっても、損にならないというだけで当期の税額が増えるわけではありません。
この場合、節税にはなりませんが、不況に乗じてB/Sをきれいにすることができます。無駄な資産がB/Sからなくなるため、相続税評価額の圧縮につながる場合があります。
5月決算の企業でも決算までにはまだ半月あります。
一度B/Sを見直してみてはいかがでしょうか。
多くの企業の業績が悪化している今が、目立たず不良資産を処分できる絶好のタイミングです。
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